Earth Day 2024は、イプソスが世界33カ国・約24,290人の成人を対象に実施した気候変動に関する意識調査である。調査期間は2024年1月26日~2月9日、オンラインパネルを用いたグローバル調査であり、政府・企業・個人の役割や気候アクションに関する態度、行動意欲・誤認識(believe-…
ティム・インゴルドの『Anthropology: Why It Matters』※2025年版は、現代社会における人類学の意義を簡潔かつ力強く示す試みであり、「人類学はなぜ必要なのか」という根本的な問いに答えようとする書物である。インゴルドは長年にわたり、社会人類学の理論的発展と実践的な応用に寄与し…
『Small Island, Large Ocean: Mauritius and the Indian Ocean』は、インド洋世界の中に位置する小島モーリシャスを題材に、その歴史・文化・社会構造を、多角的かつ長期的な視点から分析した学術的著作である。著者バーカード・シュネーペルは、20年以上にわ…
『Die kürzeste Geschichte Europas』は、オーストラリアの歴史学者ジョン・ハーストが、ヨーロッパの文明史を可能な限り簡潔に、しかし骨格を失わずに描き出そうとした試みである。もともと本書は、オーストラリアの大学で学生に向けて行われた講義をもとにしており、西洋史にあまり馴染み…
『Mobilizing Labour for the Global Coffee Market: Profits From an Unfree Work Regime in Colonial Java』(Jan Breman, 2015)は、オランダ植民地支配下のジャワ島、とくに西部プリアンガン(P…
『流动的森林:一部清代市场经济史(Timber and Forestry in Qing China)』(張萌著、2024年)は、近年急速に発展した中国経済史・環境史研究の中でも、とりわけ新しい視点と精緻な方法論を駆使して、清代における木材市場と森林経営、林業を巡る社会的・経済的ダイナミズムを包括的…
『Climate Leviathan: A Political Theory of Our Planetary Future』(ジョエル・ウェインライト&ジェフ・マン, 2018)は、気候変動が引き起こす人類社会の変容とその政治的帰結を、現代の政治理論、特に主権・ガバナンス論の視点から包括的かつ批判…