ユニークで面白い本を紹介します。 『Economics for Lovers of Literature』は、経済学の理論や発想を、英国文学を中心とした古典的な文学作品のエピソードや登場人物の言葉、さらには物語そのものの構造と重ね合わせながら、平易かつ生き生きと描き出すユニークな試みである。著者であ…
『Der deutsche Holzmarkt ― Die Machtverhältnisse als ökonomisch-soziologisches Problem』(Ferdinand Falk, 1929)は、20世紀初頭のドイツにおける木材市場を、経済学および社会学の視点から徹底的に分析…
南イタリアやカナリア諸島に行った際に多くのマツを見てきた。 『Pines and Their Mixed Forest Ecosystems in the Mediterranean Basin』は、地中海圏におけるマツ類およびその混交林生態系に関する現代的な学術知見を結集した画期的な論集であり、編…
『Finding the Mother Tree』はまず、カナダ・ブリティッシュコロンビア州の山岳地帯に生まれ育った著者が、森と共に生きる家族の歴史を辿る場面から始まる。シマード家は世代を超えて林業に携わり、森を伐り、木材を運び、土地を開拓してきた。木を伐ることは生活の糧であると同時に、家族の絆や記…
「EU rules against illegal logging(EUにおける違法伐採対策)」は、欧州連合がグローバルな森林減少問題に対していかに法的枠組みと政策で対応してきたかを詳述している。まずEUは、世界的な違法伐採の影響――たとえば森林生態系の破壊、生物多様性の損失、現地住民の権利侵害、さ…