バイエルン / Bavaria

木材という素材をめぐる現代的意味―『Holz in Deutschland(2025)』が示す構造― 森林・林業 / Forest-Forestry

木材という素材をめぐる現代的意味―『Holz in Deutschland(2025)』が示す構造―

ドイツの公的機関FNR(Fachagentur Nachwachsende Rohstoffe)が刊行した『Holz in Deutschland(2025)』は、木材という素材をめぐる現在の位置づけを、森林・産業・社会の連関の中で整理した概説的資料である。一見すると一般向けの啓発パンフレットである…
ミュンヘン・イザール川洪水警報 ニュース / News

ミュンヘン・イザール川洪水警報

イザール川の増水と洪水警報――何が起きたのか 7月下旬、バイエルン南部からミュンヘン周辺にかけて、梅雨末期のような大気の不安定さが続きました。特に7月29日夜から30日にかけては、断続的に非常に激しい雨が市街地を襲い、アルプス北麓のイザール川上流域ではわずか数時間で70mmを超える降水が観測されまし…
旗艦種のドナウサーモン物語 まちづくり / Community Design

旗艦種のドナウサーモン物語

すっかり夏になりましたが☀ 毎年、春から夏にかけてミュンヘンのイザール川沿いに「Donaulachs(ドナウサーモン)」の名が書かれた小さなプレートやバナーを見かけるようになります。都市の真ん中で絶滅危惧種の復活を願う声が静かに息づいている――そんな、知られざる川のドラマを今日はじっくりと綴ってみた…
ジョギングの途中で出会う森の住人:ニンフェンブルク城庭園のノロジカたち 暮らし / Life Style

ジョギングの途中で出会う森の住人:ニンフェンブルク城庭園のノロジカたち

ニンフェンブルク城の庭園は、ミュンヘンが誇るバロックの宮殿と緑豊かな自然が共存する特別な空間です。観光名所としても有名ですが、私にとってはそれ以上の存在。普段からよくジョギングをする場所でもあり、季節の移ろいや鳥たちの声、森の匂いに囲まれて走るひとときは、まるで日常のなかの小さな贅沢のように感じられ…
都市と自然の新しい関係——ウルムとミュンヘンで見たドイツ流Renaturierung まちづくり / Community Design

都市と自然の新しい関係——ウルムとミュンヘンで見たドイツ流Renaturierung

ドイツ、バーデン=ヴュルテンベルク州、ウルムのドナウ川沿いを歩いていると、大規模な河川改修工事の現場をよく見ます。重機が行き交い、川沿いの旧河道が掘り起こされ、かつて直線化された堤防が取り払われていく様子を間近に見ることができます。この光景は、「川を人間の手で自然に戻す」という壮大な実験の真っ只中で…
市民がつくる未来のミュンヘン――「MünchenBudget 2025」で始まる新たなまちづくり まちづくり / Community Design

市民がつくる未来のミュンヘン――「MünchenBudget 2025」で始まる新たなまちづくり

ミュンヘン市の街中を歩くとあるポスターがよく目に留まります。ミュンヘンバジェット2025というポスターです。 ミュンヘン市では、2025年に向けて市民がまちづくりに直接参加できる革新的なプロジェクト「MünchenBudget 2025(ミュンヘン予算2025)」をスタートしました。この取り組みは、…
ミュンヘンの“ラドル・バンクシー”と日本の自転車政策──道に描かれた警告が問いかけるもの 暮らし / Life Style

ミュンヘンの“ラドル・バンクシー”と日本の自転車政策──道に描かれた警告が問いかけるもの

最近、地元ミュンヘン近郊を歩いていると、妙に目を引く地面のペイントに出くわすようになった。自転車道のアスファルトに、オレンジ色のスプレーで大きく「STOP!」と描かれ、その横にはまるで衝突寸前の2台の自転車のアイコン──一目で「逆走注意」とわかる内容だ。 初めて見かけたのは、ミュンヘン市西部の中心地…